PREVENTIVE DENTISTRY
予防歯科治療
毎日のハミガキでお口の汚れがとれていると思っていませんか?
「毎日ハミガキしているから大丈夫」
そう思っていませんか?
みなさんは、朝・昼・夜のうち何回ハミガキをしていますか?
多くの方が、1日2~3回はみがいていると思います。
しかし、それでもお口の中が完全にキレイになっているとは限らないのです。
どんなに丁寧に歯をみがいても、歯と歯のすき間や奥歯の裏側など、どうしても歯ブラシの届きにくい場所が出てきます。
そこに残った汚れがやがてプラーク(歯垢)となり、虫歯や歯周病の原因になります。
プラークとは?
プラークは、単なる「食べかす」ではありません。
細菌とその代謝物が集まった“ねばねばの細菌の塊”です。
白〜黄白色でベタつきがあり、わずか1mgの中に1億個以上の細菌が含まれているといわれています。
このプラークこそが、虫歯や歯周病を引き起こす最大の原因なのです。
では、プラークをどうやって除去すればいいのでしょう?
答えは、「プロのケア」と「定期的なチェック」です。
毎日のハミガキだけでは取りきれないプラークを、歯科医院で専用の器具を使ってしっかり除去することで、虫歯や歯周病を未然に防ぐことができます。
この続きでは、「予防歯科でできること」や「定期検診のすすめ」について、さらに詳しくご紹介していきます。
プラークがつきやすいところ
半年に1回の歯科検診とクリーニングが大切な理由
お口の健康を守るために、いちばん大切なこと。
それは――
定期的に歯科医院でお口のチェックとクリーニングを受けることです。
プラークは歯ブラシだけでは落とせません
どんなに丁寧に歯をみがいていても、歯ブラシが届かない場所にはプラーク(歯垢)がたまりやすいもの。
放っておくと、それが虫歯や歯周病の原因となってしまいます。
プラークを確実に除去するためには、専用の器具と技術を使ったプロによるケアが必要です。
定期検診でできること
当院では、以下のような内容を行っています。
- 歯や歯ぐきの健康チェック(虫歯・歯周病の早期発見)
- 歯みがきのアドバイス(ご自身の磨き方のクセを改善)
- プラーク・歯石の除去(専用器具で徹底クリーニング)
理想は「3ヶ月〜半年に1回」
当院では、3ヶ月〜半年に1度のペースでの定期検診をおすすめしています。
「痛くなる前に行く」ことが、健康な歯を守るいちばんの近道です。
スケーリングとルートプレーニング
予防歯科では、P.M.T.Cの他に、スケーリングやルートプレーニングで、深いところにあるプラークを取り除きます。
スケーラーという器具を使って、ハミガキでは決して除去することのできないプラークを除去していきます。
また、ルートプレーニングとは、歯茎や歯周ポケットに隠れた歯石や歯垢を、特殊器具を使用して除去するケアです。スケーリングよりも、より深い歯周ポケットの奥深くに入り込んだ歯石を除去します。
ルートプレーニングを行うことで、歯茎の炎症を抑え、歯周ポケットが深くなるのを防ぐことができます。
スケーリング
ルートプレーニング
歯周ポケットの測定
予防歯科治療では、歯周病の進行度合いのチェックも定期的に行います。
プローブという歯周ポケットの深さを図るものさしのようなものを用いて、すべての歯の歯周ポケットの深さを測定していきます。
定期的な測定により、前回値と比べて悪化していないか、改善しているかを見極めていきます。
歯周ポケットも、歯周病の初期であれば、定期的な予防歯科処置で改善しますので、できるだけ定期的に来院ください。